📚 あなたは墓場を散歩する習慣を持っていますか?それが成功する道かもしれません。 8.29

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歌手やロックスタ ーは世の中にあふれている。

 

テレビに出演し、雑誌の表紙を飾り、

コンサートのパンフレットや

インターネットにも姿を見せ、
彼らの歌を耳にしない日はないぐらいだ。

 

ショッビングセンターやジムでも
同じ曲が延々と流れる。

 

そう、ロックスターたちはすぐ
そこにいる。大勢いる。

しかも成功している。


ある日、ある青年が、

そうした花形ギタリストたちの
成功に励まされ、自分のバンドを結成することにした。


はたして彼は成功するだろうか?

残念ながら、その可能性はゼロに近いだろう。

 

多くの挑戦者と同じように、


「彼もおそらく、挫折したミュージシャンの墓場に埋葬さ
れることになるからだ。」


こうした墓場の数は、

第一線 で活躍しているミュージシャンの1万倍も存在する。

 

だがマスコミは、落ちぶれたスターならともかく、

ただの挫折者にはまったく興味を示さない。

 

こうした墓場が一般人の目にとまることは
ないのだ。


日常にお願いては

成功が失敗よりもはるかに目立つために、

成功への見通しを甘く見て過大評価してしまう。

 

このことを、「生き残りのワナ」と呼ぶ。

 

その世界の内側を知らない一般人は
彼のように錯覚を起こす。

 

成功の可能性が
ごくわずかしかないということを見誤ってしまうのだ。


ロックスターに限らない。売れっ子作家1 人の陰に
は、本が売れなかった作家が100人存在する。

 

売れなかった作家1人の陰には、自分の本を出してくれる出版
社を見つけられなか った人がこれまた同じく100人いる。

 

そしてさらに、出版社を見つけられなかった人たち
ひとりひとりの陰に、書きかけの原稿を引き出しに

しまったままの人がそれぞれ100 人ずつ控えている。


しかし、わたしたちの耳には成功談しか届かないので
作家として成功を収めることがどれほど難しいこと
であるかには気がつかない。

 

同じことは、カメラマン、
企業家、芸術家、スポーツ選手、建築家、ノーベル賞受
賞者、テレビ可会者、ミスコンの優勝者といった人たち
にも当てはまるだろう。

 

メディアは、挫折者の墓を掘りおこすことにはあまり関心がない。

 

それはまたメディアの役割 でもない。

 

となると、「生き残りの ワナ」にハマらないようにする には

あくまで自分自身 で気を見つけるしかない。


「生き残りのワナ」は、金銭的な問題としてあなたに襲
いかかってくることもあるかもしれない。

 

たとえば、友人が会社を立ち上げようとしている。

その会社 への投資者の候補にはあなたも含まれている。

 

そのときあなたは、「これぞチャンス!」と感謝じるかも しれない。

 

この会社は第2のマイクロソフト社になると期待するかもし
れない。

 

それほどの幸運を手にするかもしれないのだ。
ところが、現実はどうだろう?

 

もっとも可能性の高いシナリオは、

その会社がスタートを切ることさえできないというものだ。

 

次に高い可能性は、3年後に会社が倒産すること。

 

3年間生きながらえたとしても、

おおかたの会社は従業員 10人以下の中小企業 へと
縮小しているだろう。

 

結論として言えることは、

 

あなたは メディアに登場するような

成功物語に目がくらんでいただけということだ。

 

では、 リスクをおかさないほうがいいということだろうか?

 

いや、そうではない。

ただし、「生き残りのワナ」という名の小さな悪魔が、

成功の可能性を歪めて見せていることがある、

ということだけは意識して行動しなければならない。
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アメリカの代表的な株価指数、ダウ平均株価を例に
とってみよう。

 

上場しているのは「生き残り」会社だけである。

 

株価指数には、失敗したり、大きく成長しなかったりした会社、
つまり大多数の会社は含まれていない。

 

株価指数は決して、

 

それだけで一国の経済を代表するものではない。

 

メディアがミュージシャン全員について報道していないのと同じである。

 

ベストセラー本に書いてあることや、

成功を収めたコーチングセミナーのトレーナーの言うことについても、

疑ってかかったほうがいい。😶


というのも、失敗した人は、

自分の失敗について
本を書いたり、講演をしたりはしないからだ。


もし自分が「生き残り」組のほうに属しているときには、


この「生き残りのワナ」に慎重にならなくてはならない。

 

成功が偶然の産物だったとしても、

あなたはほかの成功者たちとの共通点を見出し、

そのことを確択「成功の要因」として説明するだろう。

 

しかし、挫折者が眠る墓場を訪れてみれば気づくはずだ。

 

......うまくいかなかった人もそのほとんどが
「成功の要因」と思われるものはすべて試してきたという事実に.......。

 

まとめてみよう。

「生き残りのワナ」とは、

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 成功の可能性を知らず知らずのうちに過大 評価してしまうこと
だ。

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 ・

 ・

 ・

 ・

それを防ぐ方法は、

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かつては有望視されていたプロジェクトや投資、

輝かしい経歴をもった人々が眠る「墓場」 を、

できる限り何度も訪れてみること!

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悲しい散歩だが、そこから学ぶことは多いだろう。😐

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📖 ↓

なぜ、間違えたのか?

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